2025年（令和7年）のシルバーウィーク、敬老の日と秋分の日はいつ？
2025年（令和7年）の「敬老の日」は9月15日の月曜日。「秋分の日」は9月23日の火曜日です。9月のお休みといえばシルバーウィークが思い浮かびますが、実は毎年必ずあるものではありません。2025年の9月は3連休の週末と、その次の週が飛び石連休となります。 カレンダーをチェックしながら、2025年9月の連休をどう過ごすか、早めに計画を練りましょう！
INDEX
シルバーウィークとは？
シルバーウィークは、「敬老の日」が月曜日で「秋分の日」が水曜日となる場合に、祝日に挟まれた火曜日が祝日法により国民の休日となることで、数年に1度、不定期に現れる5連休です。
敬老の日： 「9月の第3月曜日」であるため9月15日から21日の間で移動
秋分の日： 昼夜の長さが等しくなる「秋分日（天文学上の言葉）」が9月22日から24日の間で移動
残念ながら2025年は9月15日（月）の「敬老の日」と9月23日（火）の「秋分の日」が離れているため、シルバーウィークとはなりません。次回のシルバーウィークは、来年、2026年（令和8年）9月で、2015年以来11年ぶりとなります。その次は2032年の見込みです。
2025年の9月は3連休の週末と、その次の週が飛び石連休
5連休のシルバーウィークとはならない2025年の9月ですが、敬老の日の3連休に続き、翌週は秋分の日により飛び石連休となります。間の平日に休暇を取得することができれば、大型連休も実現します。
5日間の休暇取得で最大11連休
1日の休暇取得で2週続けて3連休と4連休
9月の中旬〜下旬は少し暑さも落ち着いて行楽気分の高まる時期でもあります。祝日を利用して旅行の計画をしたい方は、早めに休暇を取得するなど準備を進めましょう。
2026年は11年ぶりのシルバーウィークが決定！
祝日のうち、「春分の日」と「秋分の日」は、法律で具体的に月日が明記されていません。昼夜の長さが等しく、「自然のあらゆる生命が若々しく盛り上がる時」として制定された祝日で、地球の運行状態など変動するため、国立天文台が毎年2月に翌年の「春分の日」、「秋分の日」を公表します。
2025年2月に、国立天文台が2026年の秋分の日が9月23日（水）であることを発表したことで、2026年のシルバーウィークの実現が決定しました。休暇を取得しなくても5連休となると、かなり大型なので、海外旅行など、いつもより遠出を検討するのも良いですね。
2026年は2日の休暇取得で最大9連休に
9連休にしたい場合も2日休暇を取得できれば叶うので、かなり現実的です。少し気が早いですが、せっかくの久しぶりなシルバーウィークなので、夢を膨らませておきましょう。
2025年の年末年始は、多くの方が9連休に？
2025年にシルバーウィークが実現しないとなると、次に期待がかかるのは、年末年始の大型連休です。2024年年末から2025年年始にかけて「奇跡の9連休」と話題になりましたが、2025年年末から2026年年始にかけても再びカレンダーの並びが良く、9連休となる方が多いでしょう。
一般的に、国内企業の年末年始休みは、12月29日〜1月3日が多いとされています。いつからいつまでが年末年始の休みとなるかは会社によりますので、早めに確認してみてくださいね。
9月の祝日は高齢の方を敬い、祖先をしのぶ感謝の日
敬老の日は文字通り、「多年にわた り社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされていますが、実は秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」という意味があります。
お年寄りの方々に感謝する敬老の日
敬老の日は、多年にわたり社会に尽くしてこられたお年寄りの方々に感謝するとともに、老後の精神的な安定を願うため、「国民の祝日」とされました。
元々は9月15日でしたが、2001年（平成13年）のハッピーマンデー制度の施行に伴い、平成15年から「9月の第3月曜日」に移行しています。9月15日は敬老の日が設けられる以前にも、「としよりの日」として全国各地で関係行事が行われるなど、広く国民の間に定着していたそうです。
起源には諸説ありますが、聖徳太子が現在の大阪市に悲田院（ひでんいん）という身よりのない老人や病人、貧しい人々を救うための施設を開いた日にちなんで制定されたという説や、元正天皇が717年に年号を「養老」とし、養老の滝に御幸した日、または高齢者に贈り物をした日であるという説が有名です。
現在の敬老の日の由来は、1947年兵庫県多可郡野間谷村（現在の多可町）の門脇政夫村長が提唱した「としよりの日」が始まりとされています。「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という主旨のもと、農閑期にあたり気候も良い9月中旬の15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開くようになりました。これが1950年からは兵庫県全体で行われるようになり、1954年 には国民の祝日として制定され、全国で祝うようになったそうです。
祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ秋分の日
春分の日と同様に、昼夜の長さが等しい日です。「国民の祝日に関する法律」の制定当初に定められた計9日の「国民の祝日」のひとつであり、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日」とされています。
このような意味が込められている由来には、古くから現在に至るまで大切にされてきた皇室の行事や仏教の考え方がルーツにあります。
春分の日と秋分の日に執り行われている「春季皇霊祭」と「秋季皇霊祭」は、歴代の天皇、皇族が祀られ、現在の皇族の方々も出席されることが多い宮中祭祀です。
また、仏教では 極楽浄土は西のかなたにあるとされるため、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分の日は「現世と極楽浄土が最も近くなる特別な日」のひとつだと考えられてきました。
秋分の日を中日とした7日間は「秋のお彼岸」と呼び、ご先祖へ感謝を伝える日として、お墓参りの習慣ができています。
大切な家族に感謝を伝える日にしてみては
敬老の日に「何歳から祝う」という決まりはありません。おじいちゃん、おばあちゃん、両親などへの普段なかなか伝えられない感謝の気持ちを、プレゼントとともに贈ってみてはいかがでしょうか。お墓参りに久しく訪れていない方も、 家族と足を運ぶきっかけにぴったりです。
贈り物選びが難しい場合には、家族そろっての旅行のプレゼントもおすすめです！9月の3連休や飛び石連休を利用した4連休があれば、高齢の方と一緒でもプランに余裕をもって旅行することができますよ。
3世代など大人数での家族旅行にはみんなで一緒に泊まれるお宿を
家族での思い出づくりとなる旅行では、みんなでゆったりと過ごせる拠点があると安心。特に高齢の方も一緒となると、アクティブに観光地を巡る旅よりも、お宿でゆっくりと休憩しながら会話を楽しむような時間をプランに多めにとることが大切です。
また、世代をまたいでの旅行は、ひとつの空間に複数のベッドルームがある施設がおすすめ。ホテルのように少人数ごとで別々のお部屋だと少し寂しい気持ちになったりになったり、逆に旅館のように大部屋での宿泊となると気を遣ったりすることも。それぞれがちょうど良い距離感で過ごせるようにするのがポイントです。
年配の方や子ども、ペットも一緒の旅行となると、外食も一苦労。プライベートな宿泊施設の空間のなかで、こだわりの食事をいただけるとより嬉しいですね。
温泉やサウナなど、リラクゼーションも旅行の楽しみのひとつ。そんな贅沢な癒しがお部屋で楽しめると最高の思い出になること間違いなしです。
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